南方熊楠と夏目漱石

先日ご著書『南方熊楠――複眼の学問構想』(慶應義塾大学出版会刊)が角川財団学芸賞に決定した松居竜五先生からサインをいただきました♪

講演での、シェイクスピアの「ハムレット」と、夏目漱石と南方熊楠のお話、面白かったです。

熊楠は日本を愛していた人ですが、「日本スゴイ」とか言う日本人に対しては「あなたは世界を知らない」ときちんと批判しています。さすが世界を相手に学問をしてきた熊楠です。

熊野詣の衣装は白装束

テレビ和歌山さんのバラエティ番組「ちゃぶ台 おかわり」の本宮ロケ後半(10/21放送、10/28再放送)では、和歌山地域密着型アイドルグループ「Fun×Fam(ファンファン)」メンバーのはーちゃんとみおちゃんが平安衣装体験をしました。

しかしながら実際の熊野詣の道中の装束はあのような衣装ではなく、白装束でしたので、そのことは番組内でも触れておきました。

中世の熊野詣は極楽往生の予行演習。いったん死んで甦るのが熊野詣でした。だから死装束である白装束を着て熊野を目指しました。

番組では放送されませんでしたが、「むしたれいた」についても少しお話しました。「いた」とは巫女のこと。熊野は山岳宗教の中心地でありながら女性の参詣を積極的に受け入れました。熊野を詣でる女性はみな熊野の巫女とされたのです。

野生展

「21_21 DESIGN SIGHT」(東京都港区赤坂)にて企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」が開催中。展覧会ディレクターは、第26回南方熊楠賞受賞の中沢新一先生。

人間の文化と生活には、心の土台となる「野生」の能力が欠かせません。私たちのもつ本能であり、知性でもある野生は、創造力に大きな刺激を与えるきっかけになります。たとえば、明治時代の日本が生んだ大博物学者、南方熊楠(みなかたくまぐす)は、偶然の域を超えた発見や発明、的中(てきちゅう)を「やりあて」と呼び、それを繰り返すことで、粘菌学の領域をはじめ神話学や民俗学にも優れた足跡を残しています。熊楠のような思考の跳躍は、ものづくりや表現の歴史においても、度々その例を見いだすことができます。
http://www.2121designsight.jp/program/wild/

面白そうです。東京近郊の方はぜひ! 2月4日まで。

南方熊楠と夏目漱石

南方熊楠顕彰館にて月例展「熊楠とゆかりの人びと 夏目漱石」開催中です。 11月5日(日)まで。南方熊楠と夏目漱石は東大予備門時代の同窓生です。

11月4日(土)午後2時からは講演会「南方熊楠と夏目漱石」が開催されます。先日(10月26日)、ご著書『南方熊楠――複眼の学問構想』(慶應義塾大学出版会刊)が角川財団学芸賞に決定した松居竜五先生の講演「熊楠と漱石 交差する二つの『近代』」 が楽しみ。