人の交わりにも季節あり、熊楠と孫文の「二人セゾン」

欅坂46の3rdシングル「二人セゾン」を聴いて思い浮かべたのが、南方熊楠がロンドン時代の親友・孫文との交友について、孫文の死後に綴った言葉。

ただ人の交わりにも季節あり、……されば小生は以前は孫氏と別懇なりしも、自分の身のふり方上、止むを得ず不通となり申し候。
(1925年9月21日付上松蓊宛書簡『南方熊楠全集』別巻1)

セゾンはフランス語で季節。

君はセゾン……僕もセゾン

今の友情なり愛情なりが、ずっと続くわけじゃない。変わっていくのは仕方ないこと。

生きるとは変わること

だからこそ今ある関係をかけがえのないものとして大切にしなければならないのでしょう。