地方は活性化するか否か

地方は活性化するか否か マンガでわかる「地方」のこれから

こばやしたけしさんの『地方は活性化するか否か マンガでわかる「地方」のこれから』を読みました。

女子高生が主人公で、女子高生たちが地域活性化について考え、取り組んでいく様子が描かれます。

彼女たちの地域の現状への批判はとてもまっとうで、地方に住んでいる人なら、こんなことをしているから活性化できないんだよねと思い当たることばかりだと思います。

今 地方のほとんどは中央資本にどんどん搾取されまくってて ケツの毛までむしられてるってことだよ!
(こばやしたけし『地方は活性化するか否か マンガでわかる「地方」のこれから』学研プラス、18頁)

マンガの初めのほうにある女子高生のセリフ。
地域活性化に取り組もうとしている人たちにオススメの1冊です。

地方は活性化するか否か (マンガでわかる地方のこれから)
地方は活性化するか否か (マンガでわかる地方のこれから)

「富山湾鮨」が人気と聞いて

南紀熊野観光塾の山田桂一郎塾長の講義で、富山湾を天然の生け簀に見立てた「富山湾鮨(とやまわんずし)」が人気と聞きましたが、切手まであるんですね〜。
http://www.toyamawan-sushi.jp/blog/2015/09/post-151.html

ネタの全てが富山湾から揚がる旬の地魚で、シャリは富山県産米の「富山湾鮨」。
http://www.toyamawan-sushi.jp/about/

熊野でやるとしたら、熊野には紀伊水道外域と熊野灘という2つの性質の異なる海域があるので、「紀伊水道外域鮨」と「熊野灘鮨」の2種類の熊野ならでは鮨ができそう。米も熊野産でおいしいものがありますし。

名前的には「熊野灘鮨」はいいとして、「紀伊水道外域鮨」は今ひとつなので、「枯木灘鮨」がいいかな。

住んでいる場所に対するプライド

南紀熊野観光塾塾長の山田桂一郎先生のインタビュー記事。
http://www.mt6.jp/modules/interview/index.php?id=2

「……住民の方がニコニコと楽しそうに暮らしている地域ならば、訪れた人に感動、共感が生まれ、またもどってきたいと思ってもらえるはずです。」

……

ニコニコとした笑顔を醸成するものはなんでしょう。
「住んでいる場所に対するプライドです。」

プライドを喚起するには?
「第一に自分たちをよく知ること。……」

この山田先生のインタビュー記事を読んで改めて思いました。私が自分を幸せだと思えるのは、自分が住んでいるこの熊野という場所にめちゃくちゃ誇りを持っているからなのだなあ、と

熊野のことを知れば知るほど、ますます熊野のことが誇らしくなります。

だから私はニコニコ笑えるんだ。

私はIターン者で、元々の地元民ではないけれど、ここに住めて幸せです。