世界の民間航空機のCO2排出量は9億1800万トン、世界5位の日本に迫るCO2排出量


KLMオランダ航空の「Fly Responsibly(責任ある飛行)」:KLMオランダ航空YouTubeチャンネル

世界最古の航空会社、KLMオランダ航空は今年10月に100周年を迎え、次の100年に向かって次世代のために、500km以下の短距離路線を縮小して鉄道の利用を推奨するなどの方針を記者会見で発表しました。
「飛行機でなく電車移動を」捨て身の呼びかけする航空会社。欧州では「飛び恥」という動きも | BUSINESS INSIDER JAPAN

世界の民間航空機が2018年に排出したCO2は9億1800万トン。これはCO2排出量世界6位のドイツの7億1600万トンを超え、世界5位の日本の11億5000万トンに迫る量です。
フライトが「飛び恥」と言われる時代 空の旅について私たちができること:朝日新聞GLOBE+
世界の二酸化炭素(CO2)排出量 国別ランキング・推移(BP) – Global Note

ヨーロッパでは飛行機を利用することは恥だとする「飛び恥(FLYgskam(フリュグスカム)」という言葉も生まれ、できるだけ鉄道などより環境負荷の少ない移動方法を選択しようという動きが起こっているそうです。

ちなみに羽田白浜間は約460km。KLMオランダ航空なら路線を縮小して鉄道の利用を推奨する距離。私がたまに東京へ行くときは早さや便利さなどからつい飛行機を使ってしまいがちですが、使わなくて済むときは使わないように心がけたいと思います。

観光でもヨーロッパでは徒歩や自転車、カヌーなど人力だけで移動するアクティビティが人気ですが、それも、より環境負荷の少ない方法で余暇を楽しみたいという気持ちの表れでしょう。熊野に外国人が訪れるのも熊野古道歩きという徒歩で移動するアクティビティがあるからでしょう。

SDGs(持続可能な開発目標)の17ある目標のうちの1つが、気候変動とその影響に立ち向かうため緊急対策を取ること。

人類の存続が危ぶまれている今、SDGs達成ための取組みは企業の経営の中枢に据えなければならないものです。人類の未来を損なう事業はもう行うべきではありません。「売り手よし、買い手よし、世間よし、未来よし」の4方よしの精神が企業経営に求められています。

『できれば千年先の人類にも感謝されるような、文化的、社会的資産を後世に残していく、そのきっかけとしてのSDGs達成への取り組みであって欲しいと期待している。』

12月14日は赤穂浪士討ち入りの日

熊野那智大社の熊野牛王

本日12月14日は、赤穂浪士討ち入りの日。
元禄15年12月14日(1703年1月30日)に赤穂浪士四十七士が吉良上野介(きら こうずけのすけ)を討ち取りました。

赤穂浪士は討ち入り前に熊野の牛王(お札)を使って誓約したと言われます。
様々な寺社から発行されていた牛王のなかで最も神聖視されたのが、熊野牛王でした。

牛王によって誓約するということは、神にかけて誓うということであり、もしその誓いを破るようなことがあれば、たちまち神罰を被るとされました。

映画『決算!忠臣蔵』絶賛上映中!

この映画の原作が東京大学史料編纂所教授の山本博文氏の『「忠臣蔵」の決算書』。討ち入りには超お金がかかりました。

同じ著者の忠臣蔵についての本。