院政時代の熊野本宮大社の領地は東京ドーム907個分!

白河法皇が院政を行なっていた1128年に書かれた記録(1535年書写「本宮文書第三号」)によると、熊野本宮大社の領地の面積は3,570町。

これは計算してみると東京ドーム907個分。

古代から中世後期にかけての1町の面積は約109メートル四方で、約11,881平方メートル。したがって3,570町は約42,415,170平方メートル。

東京ドームの面積が46,755平方メートルなので割ると907.17…。当時の熊野本宮大社の領地の面積はおよそ東京ドーム907個分に相当するのです。

しかもその領地のなかには476もの寺がありました。

今の熊野本宮大社とは全然スケールが違います。

上皇が熱心に通われた院政時代の熊野本宮は本当にすごかったのだと改めて思い知らされます。

本年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭

本宮祭

本年の熊野本宮大社例大祭・本宮祭は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から神社関係者及び神社役員、崇敬者代表の方々によって斎行いたします。ご了承くださいませ。

本宮祭

昨年は稚児の参列がない異例の本宮祭でしたが、今年は稚児の参列があり、大和舞、巫女舞の奉納も通常とは異なる形ですが行われますので、昨年よりは少しお祭りらしく斎行できそうです。

YouTubeで動画配信が行われる予定です。
熊野本宮大社公式YouTubeチャンネル

熊野本宮大社ではひとつ屋根の下にお祭りされる夫婦神

11月22日は「いい夫婦の日」。

熊野三山の主神の三神のうちの熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の二神は夫婦神だとされます。

熊野本宮大社では熊野速玉大神と熊野夫須美大神は相殿(あいどの:1つの社殿に2柱以上の神様を合わせてお祭りすること)でひとつ屋根の下にお祭りされています。

きっといい夫婦です。