地域おこし協力隊について思うこと

この記事、たぶん数万人の人に読まれていますので、本宮町に暮らすIターン者として、私もちょっと一言。
私が地域おこし協力隊を辞めた理由 – 熊野暮らし / Kumano Kodo World Heritage Life

地域おこし協力隊って、田舎に縁もゆかりもない若者が田舎に移住するきっかけとしてはいい制度だとは思います。

そもそも縁もゆかりもない人には田舎では家を借りることすらできません。空き家はいっぱいありますが、家を貸したら隣近所に迷惑をかけたりしないかとか、いろいろ気にすることがあるので、家主としては知らない人にはなかなか貸せません。

ですので、若者が田舎に移住するきっかけとしては地域おこし協力隊はよい制度だと思います。

ですけれど、地域おこし協力隊は行政が行なっていることなので、地域活性化にはつながりにくいように思います。地域活性化というのは稼ぐこと。地域にあるヒト・モノ・カネを活用して稼いで、お金を地域内で繰り返し繰り返し回すこと。地域内消費額を増やすこと。

行政は稼いではいけないので、行政主体の取り組みではなかなか地域活性化につながっていきません。

地域活性化は民間が主体で、行政ができるところで支援するという形でないと難しいのではないでしょうか。

行政主体の住民参加ではなく、住民主体の行政参加の形が、地域活性化につながっていく取り組みなのだろうと思います。