本来のDMOと日本版DMOの違い

DMO研修会

白浜町のDMO(デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)研修会の山田桂一郎先生の講演を聴講しました。

山田桂一郎先生のお話で興味深かったのは本来のDMOと日本版DMOの違い。

本来のDMOは観光だけに特化していなくて、日本版DMOは観光に特化している、ということでした。

デスティネーションは目的地という意味ですが、本来のDMOでいえば、これは観光の目的地というだけではありません。

たとえばミカンだったらあの地域のミカンが美味しいよね、とか、あの地域の工芸品いいよね、とか。

観光地でない地域ではその地域の主要な産業で連携して地域として稼ぐのもDMOの役割だと。

観光でも農業でも漁業でも製造業でも、お客様にあの地域のがいいよねと選んでもらえるようにするのがDMOのなすべきことかと。

観光地でもそうでない地域でも、大切なのは地域内の様々な産業の連携。

様々な産業が連携して地域全体で住民にもお客様にも魅力的な地域づくりを進めていくこと。

地域の総力戦で、地域外から外貨を獲得し、また内需を拡大し、地域内で回るお金を増やすこと。

目的は住んでいる人たちの幸せと、地域が豊かになること。

日本をマグロのぼりの国に!

マグロのぼり

青森県大間町のまちおこしゲリラ集団「あおぞら組」組長、Yプロジェクト社長の島康子さんの野望は、日本を、鯉のぼりでなく、マグロのぼりの国にすること

マグロのぼりフルセット、お値段は19万円+消費税!

勝浦にもマグロのぼりはありますが、こちらのマグロのぼりもいかがでしょうか!

マグロのぼり – Yプロジェクト
http://yproject.co.jp/maguronobori.html

マグロを釣るのではない。マグロに選んでもらう。
島康子さんの講義のなかでも紹介された、青森県大間町の、マグロの一本釣りで「神様」といわれる山崎倉(やまざき おさむ)氏の言葉。

同じことを繰り返して繰り返して、たまに選んでくれるマグロがある。
マグロ様はさ偉いもんでさ、昔の殿様みたいなものだ。

日本をマグロのぼりの国にするには、まず日本人がマグロのことをもっと大事にするようにならなければならないのではないかと思います。

現在、日本のマグロの漁獲の多くを占めるのが巻き網漁法によるものです。幼魚も成魚も関係なく魚群をごっそり一網打尽に穫るのが巻き網漁法です。

持続可能性などは考慮しません。網の底の方で潰れたマグロは商品にならないので漁獲した2割程はその場で廃棄します。目先のことや自分のことだけを考えたら巻き網はとても効率的な漁法です。

マグロを世界でいちばん痛めつけているのは日本人です。

「マグロに選んでもらう」「選ぶのはマグロ」というマグロへの敬意が巻き網漁法にはありません。

大切なのはマグロの意志。

マグロより漁師が偉い、獲物より狩人が偉い、などというのは人間の高慢です。

熊野勝浦もマグロで有名ですが、勝浦港には巻き網漁法で漁獲されたマグロは水揚げされません。勝浦港に水揚げされるマグロは延縄(はえなわ)漁法で漁獲されたものだけです。

延縄も釣りであり、その餌を食うか食わないか、選ぶのはマグロの意志です。

WWFが呼びかけた持続可能なマグロ資源の利用を促す署名に日本の企業として初めて賛同したのは熊野勝浦の水産加工会社、ヤマサ脇口水産さんです。

持続可能な漁業を熊野は目指しています。

勝浦港の生マグロ

マグロ一筋

マグロ一筋テーシャッツ

島康子さんが代表取締役を務める大間のまちおこしゲリラビジネス株式会社Yプロジェクトさんの大ヒット商品、マグロ一筋のTシャツ。

大間町内限定販売の商品です。

青森県にティーという発音はないそうで、TシャツのTは「テー」と発音します。シャツも大間の人たちはシャツではなくてシャッツと発音します。

マグロ一筋テーシャッツ。

これを見て、私もみ熊野ねっとオリジナルのTシャツを作りたいなあという気持ちがむくむくと湧き上がってきました。