『熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地』、献本いただきました!

後誠介先生より『熊野謎解きめぐり 大地がつくりだした聖地』を献本いただきました! ありがとうございます!

後誠介先生は和歌山大学紀伊半島価値共創基幹の災害科学・レジリエンス共創センターの客員教授。和歌山県那智勝浦町出身の教育者で、長らく地域の学校教育に尽力し、退職後に和歌山大学の客員教授になられました。熊野学研究委員会委員、南紀熊野ジオパーク推進協議会学術専門委員、環境省自然公園指導員などを務められ、熊野の価値を伝えるお仕事をされています。

地質学がご専門で、私も様々なご教示をいただきました。また私も後先生には私の知っていることをお伝えしたこともあります。

熊野謎解きめぐり

本の副題の「大地がつくりだした聖地」というのはまさに私も実感していることで、信仰の根底に大地があることを熊野地方では体感することができます。

オススメの熊野本です!

発売予定日は11月10日。amazonにて予約受付中です!

熊野権現の石祠

熊野権現の石祠

町内のとある神社でお祭りされている熊野権現の石祠。

石祠の両側面に銘が入っていて、たぶん嘉永6年正月28日。

熊野権現の石祠
熊野権現の石祠

全国の熊野神社には御祭神をイザナミ、速玉之男、事解之男とする所が多いのですが、それはたぶん明治の神仏分離以降のことで、神仏分離以前はただ熊野権現と呼ばれていたのではないかと思います。

「権現」とは字義的には「仮に現われた」ということ。仮に現われたものが権現です。

何が仮の姿をとって現れたのかというと、仏。本体は仏であり、仮に現われたものが神。その仮に現れた神のことを権現と称しました。

権現という神の称号は仏教色が強いため、明治の神仏分離により使えなくなりました。

特殊伐採

地域の神社の鳥居近くにあった枯れかけた木を伐採してもらいました。

鳥居の他に線や道路などもあって根元から伐れないので、上から1本ずつ枝を切り降ろしてもらいました。

特殊伐採

高所作業車やクレーンなども入れず、難しい伐採でした。無事に伐ってもらえてよかったです。

この鳥居は本宮町で一番古い鳥居です。

特殊伐採
特殊伐採