発見された南方熊楠のエコロジー論

BIOCITY

『BIOCITY』の南方熊楠特集号に掲載の南方熊楠顕彰会学術部長の田村義也先生の「鎮守の森の生態学 発見された南方熊楠のエコロジー論」。

去年発見され、ここに引用された「奇絶峡保勝に関し南方先生より本社毛利に寄せられたる書」の口語訳を本日、熊楠サイトで公開しました。熊楠がエコロギー(エコロジー)という言葉を使った数少ない文章の1つです。
http://www.minakatella.net/letters/kizetukyo.html

『BIOCITY 70号 南方熊楠と熊野の自然 伝説からエコロジストの実像へ』
写真も多く、文章もそれほど難しくなさそうなので、熊楠入門によさそうです。
http://bookend.co.jp/?p=558

『BIOCITY (ビオシティ)』70号、南方熊楠特集号に!

BIOCITY

4月3日発行の、環境から地域創造を考える総合雑誌『BIOCITY (ビオシティ)』70号、南方熊楠特集号に川廷昌弘 (Masahiro Kawatei)さんの写真が!
http://bookend.co.jp/?p=558

表紙はもちろん他に口絵などにも、川廷さんが撮影された写真が使われています。

表紙のオオタニワタリの写真は、力があっていいです。
そして、この表紙の裏に、私が書いた短い文章が掲載されています。

つまり表紙をめくって最初に出てくる文章が私の文章です!

BIOCITY

書店でこの本を見かけたら、ぜひ手に取って表紙をめくって見てください!

熊楠に思いを寄せる川廷さんという素晴らしい写真家に出会えたことは私にとっても幸運なことでした。

川廷さんと、『BIOCITY』編集長の藤元由記子さんに感謝。

招霊木(オガタマノキ)の花

オガタマノキ
招霊木(オガタマノキ)の花が花盛り。
 
オガタマノキは、神道に古く因縁深い木であるが、九州に自生している箇所があるというが、その他に大木あるのは紀州の社地だけである。合祀のため著しく減じた。
(南方熊楠「神社合祀に関する意見」、私による口語訳)
 
本月23日の本紙(『牟婁新報』)に、七川平井にオガタマの木があり、古え安倍晴明がこの村にとどまったとき、手植えした物ということが見える。このオガタマの木は、本邦南部諸国に産し、紀州では竜神辺に自生がある、というのが故伊藤圭介先生の説である。予が知るところでは、当郡瀬戸の藤九郎神社に1〜2丈の大木が数本あり、また25年前、日高郡和田浦の神社に1本あるのを見た。まだ他にもあるだろう。葉は平滑、光沢があり、長楕円状、倒卵形、また倒披針形、長さ5〜6分、実叢長さ1〜2寸、ちょっと見たところ松かさのようで、赤い実が多くその中から露出し、美しい。
南方熊楠「オガタマの木について」、私による口語訳
 
東牟婁郡七川村平井という所の神林には晴明の手植えの異樹があり、誰もその名を知らず、枝を折って予に示すのを見るとオガタマノキだった。
南方熊楠「紀州俗伝」、私による口語訳
オガタマノキ