シロオニタケ

シロオニタケ

山の中でシロオニタケはかなり目立ちます。
生態は不明な点が多いとのことですが、おそらくは樹木の根と共生する菌根菌。

森の中の地面に生えるキノコの多くが菌根菌であり、菌根菌は植物の根に侵入して菌根という共生体を作り、植物に養分を送り、植物からは光合成産物を分けてもらいます。

下ばえが腐化してフスム(腐敗土)を形成し、これにミコライザ(根菌)という微細の菌が生じ、その作用にて腐土より滋養分を取り、大なる草木を養成するのが通例なり。
(「神島の珍植物の滅亡を憂いて本社に寄せられたる南方先生の書」『牟婁新報』明治44年8月6日付)

小さなキノコが大きな木の命を支えているのです。

熊楠のお墓にご挨拶

南方熊楠のお墓

3日間かけて写真家の方と一緒に、南方熊楠ゆかりの場所をめぐりました。
私が来年出す予定の本のための撮影です。

まだ出版社も決まっていないのですが、写真家の方とご縁ができてご協力いただけることになりました。

熊楠のお墓にもご挨拶に行きました。