11月20日は、いいかんぶつの日

かつお節

11月20日は「いいかんぶつの日」。

日本の三大乾物といえば昆布、鰹節、干し椎茸。
そのうちの鰹節が日本で広く使われるようになったのは、江戸時代中期頃からです。

現在の荒節に近いものが作られるようになったのが江戸時代初期。
その製法を開発したのは、紀州印南浦の漁師・角屋甚太郎(かどやじんたろう)で、延宝2年(1674年)のことだとされます。

角屋甚太郎が開発した魚肉を燻して乾燥させる「燻乾法(くんかんほう)」は熊野の浦々にも伝えられ、紀州で作られた鰹節は熊野節(くまのぶし)と呼ばれて人気を博しました。

熊野節の製法は紀州印南浦の漁師により土佐に伝えられ、しばらく熊野節は紀州と土佐でのみ生産されましたが、その後、安房や伊豆、薩摩にも伝えられ、それぞれの地が鰹節の名産地となりました。そうして鰹節は江戸時代中期頃から広く庶民にも使われるようになり、日本料理に欠かせない食材となったのです。

和食の味付けの基本が形作られていく過程のなかで紀州の人たちは大きな貢献を果たしました。

根津美術館にて熊野出身の茶人・川上不白の生誕300年記念特別展、昨日から開催!

昨日11月16日から東京・南青山の根津美術館にて熊野出身の茶人・川上不白の生誕300年を記念した特別展「江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年」が始まりました!

川上不白(かわかみ ふはく)は熊野出身の茶人。江戸千家の流祖。江戸の武家や町人に茶道を普及し、それまで男性のものであった茶道を女性にも広めました。

   十年ぶりにて古郷に帰り、熊野の御山を拝す
氏神の杉見違る茂りかな

 『不白翁句集』

不白は俳諧においては大島蓼太の門下であり、不白の晩年の句を、同門の振々亭雪太郎が聞き書きして編んだのが『不白翁句集』。不白の嗣子・自得斎宗雪によって寛政10年(1798年)に出版されました。

下の2冊は川上不白生誕300年記念出版。

11月16日は東京市立日比谷図書館が開館した日

日比谷図書文化館
千代田区立日比谷図書文化館

11月16日は東京市立日比谷図書館(現・千代田区立日比谷図書文化館)が開館した日。今から111年前の明治41年(1908年)11月16日に東京市立日比谷図書館(現・千代田区立日比谷図書文化館)は開館しました。

日比谷図書文化館

私が日比谷図書文化館に行ったのは2018年6月14日。
大ホールで開催された日比谷カレッジ「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」の第2部のトークで登壇させていただきました。

日比谷カレッジ「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」

150年前に生まれた南方熊楠(みなかたくまぐす・1867-1941)は、明治の時代に海外遊学し、博物学、生物学、民俗学の智の巨人となりました。熊楠はどんなメッセージを私たちに残してくれたのでしょう。
第一部では、柳田國男によって編まれた『南方二書』を紐解いて、熊楠の思考と宇宙観、そして自然との共生や文化の多様性を目指した現代に通じるジャパニーズ・エコロジーを学びます。さらに第二部では、世界遺産や国の名勝「南方曼陀羅の風景地」となった熊楠ゆかりの地の歩き方を写真とともに語ります。

第一部:講演「新しい南方熊楠の姿『南方二書』を改めて読む」
講師:田村義也(南方熊楠顕彰会学術部長)
第二部:トーク「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」
講師:田村義也(南方熊楠顕彰会学術部長)
   大竹哲夫(南方熊楠顕彰会事業部委員・み熊野ねっと)
   水野雅弘(株式会社TREE代表取締役・一般社団法人CEPAジャパン)
   川廷昌弘(公益社団法人日本写真家協会・一般社団法人CEPAジャパン)

【受付終了】 ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く | 日比谷カレッジ情報 | イベント・展示情報 | 千代田区立図書館

参加者の中にはそのあと実際に熊楠ゆかりの場所を訪れてくださった方々もいらっしゃったようで、嬉しく思います。