11月16日は東京市立日比谷図書館が開館した日

日比谷図書文化館
千代田区立日比谷図書文化館

11月16日は東京市立日比谷図書館(現・千代田区立日比谷図書文化館)が開館した日。今から111年前の明治41年(1908年)11月16日に東京市立日比谷図書館(現・千代田区立日比谷図書文化館)は開館しました。

日比谷図書文化館

私が日比谷図書文化館に行ったのは2018年6月14日。
大ホールで開催された日比谷カレッジ「ジャパニーズ・エコロジー 南方熊楠ゆかりの地を歩く」の第2部のトークで登壇させていただきました。

参加者の中にはそのあと実際に熊楠ゆかりの場所を訪れてくださった方々もいらっしゃったようで、嬉しく思います。

熊野地方で採れた玉(ぎょく)

水晶
熊野の山中で拾った水晶

11月14日はいい石の日なので、紀州藩が編纂した地誌『紀伊続風土記』の「物産第一」の玉部より熊野地方で採れた玉(ぎょく:美しい石)をご紹介します。

○水晶(スイショウ) (本草○和名抄にミズトメタマ)

 牟婁郡周参見荘の広瀬山及び見老津村の山中で産する。みな形は小さくて鮫(サメ)水晶、針(ハリ)水晶と呼ぶものである。大きなものはいまだ見ない。

○猫睛石(トンホダマ) (格古要論○西洋から来るトンボダマとは別である)
 牟婁郡那智荘の二色浜に稀にある。

玉部:紀伊続風土記(現代語訳)
水晶
熊野の山中で拾った水晶

現存する文献の上では熊野縁起最古のものである『長寛勘文』に記載された「熊野権現垂迹縁起」では、熊野権現はまず英彦山に八角形の水晶の姿で天降ったと語られます。

昔、甲寅の年、唐の天台山の王子信 (おうししん:王子晋。中国の天台山の地主神) の旧跡が、日本の鎮西(九州)の日子の山峯(英彦山 ひこさん)に天降りになった。その形は八角形の水晶の石で、高さは3尺6寸。そのような姿で天降りになった。それから5年が経った。

「熊野権現垂迹縁起」(現代語訳)

猫睛石(びょうせいせき)は猫目石(ねこめいし)。金緑石(クリソベリル)の変種。猫目石は拾ったことありません。

11月14日はいい石の日、熊野のいい石といえば

那智黒石

今日11月14日は、いい石の日 。

熊野のいい石といえば那智黒石
那智黒石は歴史的には3つあります。

1つめが、中世の熊野詣の折に那智山に供えられた海浜の黒い玉砂利。産地は新宮から那智にかけての礫浜。和歌山県新宮市の佐野の浜など。

2つめが、近世に庭園の敷石に使われた海浜の黒い玉砂利。産地は熊野灘沿いの礫浜。和歌山県新宮市の佐野の浜なども含め、三重県の七里御浜など。

3つめが、近世には神溪石(しんけいせき)と呼ばれた石。近代に加工用石材として価値を持つようになった黒い特定の岩石で、碁石の黒石や硯石などに加工されます。産地は三重県熊野市神川町のみ。

現在、那智黒石と呼ばれるものは3つめの加工用石材として用いられる黒い特定の岩石のことです。

御浜小石ペンダント

御浜小石も熊野のいい石です。
熊野灘に面する七里御浜で採取される色とりどりのきれいな小石で、以前は海外に輸出されていた時期もあったそうです。

那智黒石ペンダントについてはネット通販も行っております。
み熊野ねっとヤフー店  み熊野ねっとminne店