平野啓一郎さんの『ある男』を読了

平野啓一郎さんの『ある男』を読了。
普段は熊野や熊楠に関係する本しか読まないけれども、この本は図書室で見かけて惹かれるものがあって借りて、一気に読まされました。いい本でした。‬

平野啓一郎さんは熊野古道「小辺路」を舞台にした小説「一月物語」も書かれています。
明治30年初夏、熊野本宮を目指し、熊野古道「小辺路」を歩く青年。その道中での怪異を描いています。熊野詣を題材に書かれた現代の作家の小説のなかでは一番好きかも。

南方熊楠が主人公の伝奇ロマン『ヒト夜の永い夢』読了

武将の名を名乗るSF作家・柴田勝家さんの『ヒト夜の永い夢』(ハヤカワ文庫JA)、本編、スピンオフ前日譚を含めて『ヒト夜の永い夢』を読了。

南方熊楠が主人公で、佐藤春夫や植芝盛平が登場します。熊楠と植芝盛平は田辺市名誉市民、佐藤春夫は新宮市名誉市民。他に岩田準一、岡崎邦輔、孫文、福来友吉、江戸川乱歩、北一輝、宮沢賢治、石原莞爾などが登場。登場人物だけでヤバそうな雰囲気がしますが、内容は期待を裏切らず、ぶっ飛んでいました。

北一輝 vs. 南方熊楠!
熊楠の研究によって作り出された粘菌コンピュータを搭載した自動人形「天皇機関」!
天皇機関を止めるために新たに作られた自動人形「粘菌機関」!
天皇機関 vs. 粘菌機関!
共に熊楠が作り出した粘菌コンピュータを搭載する2つの自動人形がぶつかります!!

「林修のニッポンドリル」で『森のバロック』

昨日5/30放送のフジテレビ「林修のニッポンドリル」で、2016年に第26回南方熊楠賞を授賞された中沢新一先生のご著書『森のバロック』が紹介されました。

宗教人類学者・中沢新一先生による南方熊楠についての論考(せりか書房、1992年)。熊楠の思想の未来的な意義が論じられています。名著です。

この本が発行されてからもう四半世紀が経つんですね。

講談社学術文庫で文庫化されています。