本日7月7日は世界遺産の日(和歌山県)

大斎原

本日7月7日は世界遺産の日(和歌山県) 。
17年前の2004年7月7日に「紀伊山地の霊場と参詣道(きいさんちのれいじょうとさんけいみち)」が世界遺産に登録されました。

紀伊山地の三大霊場(吉野・熊野・高野)とそれらを結ぶ参詣道は「神道と仏教のたぐいまれな融合」により生まれたものであり、「東アジアにおける宗教文化の交流と発展を示す」ものであると評価されました。

世界遺産はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)という国連の専門機関が行っている活動のひとつ。世界的に見て価値のあるものを人類共通の財産として守ろう、そして未来に伝えようという取り組みです。

ユネスコの目的は、教育、科学、文化を通じて世界の平和と安全に貢献することですので、そのユネスコの活動である世界遺産も、その意義は当然、世界の平和と安全への貢献にあります。

ユネスコ憲章(ユネスコの基本方針を定めた文書)の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という1文があります。世界遺産は人の心の中に平和のとりでを築くためのものなのです。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」:熊野入門