今年2019年は新宮出身の茶人・川上不白(かわかみ ふはく)生誕300年の年。
川上不白は江戸に趣き、江戸で表千家流茶道を広め、人気を博しました。その人気は不白没後に不白を祖とする江戸千家という流派が誕生するほどでした。
生誕300年ということで各地で催しが行われるようですが、出身地である新宮でも何かありそうですね。
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今年2019年は新宮出身の茶人・川上不白(かわかみ ふはく)生誕300年の年。
川上不白は江戸に趣き、江戸で表千家流茶道を広め、人気を博しました。その人気は不白没後に不白を祖とする江戸千家という流派が誕生するほどでした。
生誕300年ということで各地で催しが行われるようですが、出身地である新宮でも何かありそうですね。
梅原猛さんが亡くなられました。
梅原猛さんは以前、熊野の人たちの前で「熊野から自然との共存を根底に置いた思想、生き方を発信せよ」と語られました。私の胸には今も梅原さんの言葉が突き刺さってます。
梅原猛さんは死後も現世に影響を与え続けます。
梅原猛さんの『日本の原郷 熊野』は熊野入門書の古典です。
明日10月13日には今年2度目の湯登神事を行ないます。湯登神事を年に2度行うのは、たぶん熊野本宮大社2050年の歴史上初めてのことです。
通常、湯登神事は熊野本宮大社例大祭の初日4月13日に1度行われるだけです。
湯登神事について文化人類学者の鈴木正崇先生のご著書より。
湯登は精進潔斎して山に登り、稚児は十二所権現のお使いとして拝所ごとに八撥(やさばき)の舞を奉納して神降ろしをする。湯(ユ)は潔斎だけでなく、斎(ユ)にも通じ神降ろしも意味する。湯登は多義的な湯の意味づけで成り立つ。
(鈴木正崇『熊野と神楽 聖地の根源的力を求めて』12頁、平凡社)
明日、私は裃を来て湯の峰温泉から大日越えをします。
湯登神事の後は八咫の火祭りにも参加します。