熊野歴史研究会さまの研修講演会のために用意した原稿を公開

熊野歴史研究会研修講演会

先日5/20に、熊野歴史研究会さまの研修講演会で「南方熊楠と熊野」と題して1時間半ほどお話させていただきました。

のために用意した原稿を本日、公開しました。
http://www.mikumano.net/nikki/20170520.html

今日5/22は国際生物多様性の日なんですね。
原稿を「生物多様性」で検索してみたら6ヶ所ありました
熊楠や熊野にとって「生物多様性」はとても大切なものです。

第27回南方熊楠賞

加藤真

昨日の第27回南方熊楠賞記念パーティーで、南方熊楠賞を授賞された加藤真先生と少しお話させていただき、ご著書『生命は細部に宿りたまう――ミクロハビタットの小宇宙』にサインもしていただきました。

貴重な自然を守ろうと戦っていらっしゃる生態学者の先生ですので、まさに記念すべき生誕150周年の南方熊楠賞にふさわしい方だと思います。

第27回南方熊楠賞授賞式
第27回南方熊楠賞授賞式
第27回南方熊楠賞授賞式
第27回南方熊楠賞授賞式
第27回南方熊楠賞授賞式

ギンリョウソウ

ギンリョウソウ

今日、山で見かけたギンリョウソウ。別名ユウレイタケ。

ギンリョウソウはツツジ科の無葉緑植物。光合成せず、植物と共生関係にある菌根菌から栄養をもらう菌寄生植物です。植物が光合成で作った栄養を菌類を経由して得ています。

ちょっと不思議な感じがする植物です。

南方熊楠はギンリョウソウについて次のように述べています。

そのいわゆる奇植物は、一見春蘭(俗名ジイサンバアサン)の花のようで、莖に多少の鱗片あり。春蘭のような長い葉もなければ、緑色な処は少しもなく、全体白色で美しく光沢あり。長四、五寸あって同根より叢り生ず。これは密林の樹陰にあるものゆえ、ちょっと人の眼に付かぬが、実は素人が想うほど少なくない。当町付近でも、闘鶏社、高山寺、それから例の稲成山神林、奇絶峡、スクマ谷等の椎、樫等の下に、初夏しばしば生ずる。

南方熊楠「周参見から贈られた植物について

本日5月13日は第27回南方熊楠賞授賞式。そして5日後の5月18日は熊楠の150回目の誕生日です。