4年前の昨日、熊野本宮大社旧社地にて3つの異なる宗教の祭儀が執り行なわれました

踊念仏

4年前(2012年)の5月27日、熊野本宮大社旧社地の一遍上人神勅名号碑前。

熊野本宮大社の神職さん・巫女さんたちと本山修験宗総本山・聖護院門跡の山伏さんたちが立ち会うなかでの、時宗総本山・清浄光寺(遊行寺)のお坊さんたちによる踊念仏。

私が生きている間にはもうないかもしれない、ほんとうに特別な時間でした。

2012年5月27日、熊野本宮大社旧社地にて神道、仏教、修験道の3つの異なる宗教の祭儀が執り行われました。

神道の熊野本宮大社、仏教の時宗総本山清浄光寺(遊行寺)、修験道の本山修験宗総本山聖護院門跡!

中世の熊野信仰の興隆を支えたのが、修験道であり、仏教の一派である時宗です。

石祠から一遍上人神勅名号碑の前に場所を移して、時宗の祭儀。

一遍上人成道の地で踊念仏!

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……

続いて聖護院門跡による護摩焚き。

南無熊野大権現、南無熊野大権現、南無熊野大権現……

時宗管長による賦算。
「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した念仏札を配ることを賦算といいます。

念仏札

そのときに時宗管長からいただいた念仏札、今も大切に持っています。