昨日の講演会「熊野信仰と奥三河の花祭」

昨日の講演会「熊野信仰と奥三河の花祭」、おかげさまで盛況でした。ありがとうございます。

熊野でテホへ実行委員会のメンバーとして自画自賛になりますが、講師の山本殖生さん(熊野三山協議会幹事)、藤森寛志さん(和歌山県紀伊風土記の丘学芸員)のおかげで、よい講演会を開催するとこができたなあと思っています。

かつては全国的な広がりを見せた熊野信仰の痕跡を今に残すのが、全国各地にある熊野神社とともに、奥三河の花祭などの全国各地にある熊野信仰が関わる民俗芸能です。

奥三河と熊野は今は、熊野信仰が衰えたがためにつながりが薄れているものと思いますが、再びつながりを結び直すことができたらいいなあと思います。

3/11、世界遺産熊野本宮館にて講演会「熊野信仰と奥三河の花祭」を開催!

国の重要無形民俗文化財で、熊野修験の流れを汲む修験者が成立に関わったとされる「奥三河の花祭」。

かつて熊野は「日本第一大霊験所」の称号を与えられた日本一の聖地であったので、日本各地の文化に大きな影響を与えましたが、「奥三河の花祭」もその1つです。

3月11日(日)、世界遺産熊野本宮館にて講演会「熊野信仰と奥三河の花祭」を開催いたします。午後1時半から。入場無料、申込不要です。ぜひお越しください。
https://www.facebook.com/events/1302990293179345/

◆山本殖生氏(熊野三山協議会幹事)
「熊野信仰の広がり」

◆藤森寛志氏(和歌山県紀伊風土記の丘学芸員)
「花祭『祭文』と熊野」

面白い講演会になりそうで、今から楽しみ!

南方熊楠ゆかりの地を紹介するガイドマップ冊子、出来ました!

 

南方熊楠ゆかりの地を紹介するガイドマップ冊子がCEPAジャパン様から発行されました。この冊子の本編の文章を私が書いています。

CEPAジャパンは日本における生物多様性の普及啓発を目的として設立された団体です。CEPAジャパンの理事の方々と私が出会ったことからこのガイドマップ作成が動き出しました。

その後、南方熊楠顕彰会理事の玉井済夫先生や南方熊楠顕彰会学術部長の田村義也先生、 藤田一照さん、その他、地域の方々がご参加くださった編集会議を経て、このような形で発行することができました。ありがとうございます。

冊子のタイトルは『Japanese ecology 南方熊楠ゆかりの地を歩く』。数ある熊楠ゆかりの地のなかから10ヶ所を選んで紹介しています。写真はCEPAジャパン代表理事で写真家の川廷昌弘さん。プロデュースはCEPAジャパン理事の水野雅弘さん。

A5サイズ、表紙・裏表紙を含めて16ページの小さな冊子ですが、写真は力があって素晴らしいですし、冊子のデザインもいいです。私も1ヶ所につき400字ほどの短い文章ですが、気持ちを込めて書きました。

スマホのAR(拡張現実)アプリ対応で、動画が見れたり、地図アプリに連動してナビしてくれたりします。この冊子とスマホを携えて熊楠ゆかりの地をめぐっていただけたら幸いです。

地球環境基金の助成を受けての作成なので、無料配布しますが、基本的には熊野地方以外の場所での配布になることと思います。南方熊楠顕彰館と南方熊楠記念館にはお渡ししましたが、発行部数の都合でそれほど数はないので、訪れた際にもしまだあるようでしたら、ぜひ入手してください。