和歌山県すさみ町のエビとカニの水族館にオオウナギが!

和歌山県すさみ町にあるエビとカニの水族館にオオウナギがやってきました!

日本に生息するウナギ科の魚のなかで最大種がオオウナギ。体長2m、体重20kgを超える個体も見つかります。

Anguilla marmorata Stuffed specimen.jpg
Momotarou2012投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

江戸時代の紀伊国の地誌『紀伊続風土記』には古座川に生息するオオウナギについての記述があります。

胴回りは 7、8寸から尺回りのものが多い。最大のものに至っては2尺5、6寸回り。2尺5、6寸のものは体長は1丈ばかりであるという。最大のものは油が強くて食べることができず、またこれを炙ると油が多いので肉がみな融け、油となって流れるという。

三前郷:現・和歌山県東牟婁郡串本町/古座川町:『紀伊続風土記』現代語訳

1丈は約3m。古座川のオオウナギは最大のもので胴回り75~78cm、体長3mほどだと記されています。

最近だと古座川では2009年に体長1m、体重4kg、胴回り30cmの個体が捕獲された記録があります。

こちらの本はオオウナギについてではなく、ニホンウナギについての本。
絶滅の危機にあるニホンウナギを守るにはどうすればいいのか、ウナギがいる川とはどんな川なのか。
著者は和歌山県白浜町在住のネイチャー・フォトグラファー、内山りゅうさん。
監修は和歌山県立自然博物館学芸員の揖善継さん。専門は魚類生態学。

本日1月27日は実朝忌なので

源実朝像(『國文学名家肖像集』収録)
Hannah – Japanese Book 『國文学名家肖像集』, パブリック・ドメイン, リンクによる

本日1月27日は実朝忌。鎌倉幕府第3代将軍・源実朝の命日。
源実朝は承久元年1月27日(1219年2月13日)に甥の公暁(くぎょう、こうきょう)に暗殺されました。

なので、源実朝の歌を。

み熊野の梛の葉しだり降る雪は神のかけたる垂(しで)にぞあるらし

源実朝『金槐和歌集』

歌人としての実朝は、鎌倉時代の歌論書『愚見抄』で、藤原定家に「おそらくは人麻呂、赤人をもはぢ難く、当世不相応の達者と覚え侍る(おそらくは人麻呂・赤人にも劣らぬ当世不相応の達者であると思われる)」と評されたと書かれるほどに優れていました。

実朝自身は熊野を詣でることはありませんでしたが、母親の北条政子は2度の熊野詣を行っています。

本日1月27日は雨情忌なので

熊野速玉大社境内にある野口雨情の句碑

梛の実の紫白に遊ぶ鳥もなし(野口雨情)

熊野速玉大社境内にある句碑に刻まれた野口雨情(のぐち うじょう)の俳句。

本日1月27日は雨情忌。
野口雨情の命日。1945年(昭和20年)1月27日に野口雨情は亡くなりました。

野口雨情は大正から昭和にかけて活躍した詩人、作詞家。『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』などで知られます。