
本日2月1日は琉球王国建国記念日。
琉球王国において王府から特別の扱いを受けた神社8社のことを「琉球八社」といいますが、その8社のうち7社が熊野の神様を祭神としています。
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ケシ坊主(果実)に傷をつけて樹脂を採取する
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阿片(アヘン)やモルヒネ、ヘロインの原料となるケシ。
ケシから採取される阿片汁を乾燥させたものを生阿片(しょうあへん)といいますが、生阿片からアヘンが作られ、アヘンからモルヒネ、モルヒネからヘロインが作られます。
昭和初期、和歌山県は日本一の生阿片の生産地でした。有田郡、日高郡が中心ですが、熊野地方でも生産されました。
1928年(昭和3年)の統計だと和歌山県の農家から出荷された生阿片の量は8091.8kg。全国の生産量の63.1%が和歌山県産でした。
稲の裏作でケシが栽培され、ケシ坊主(ケシの果実)から阿片汁を採取する作業は子どもや女性が中心となって行いました。採取時期には学校が休校となって作業に従事しました。
村井章介 監修、海津一朗 ・稲生淳 編著『世界史とつながる日本史 紀伊半島からの視座』を読んで、初めて知ったこと。和歌山県民ながら、こんな歴史も知りませんでした。
アヘンの生産は国策として行われ、やがて日本は世界一のアヘン生産国となりました。国内や植民地では専売制を敷き、また中国には密輸して、アジア諸国に中毒者を生んで大きな利益を上げ、国家財政を潤しました。
1935年(昭和10年)には日本のモルヒネ生産額は世界4位、ヘロイン生産額は世界1位(世界の生産額の4割)。またコカの葉から作られるコカインの生産額も日本は世界1位でした。日本は世界一の麻薬生産国だったのです。
こんなこと、学校では習わなかったなあ。今の子どもたちは教えてもらえているのかな。
日中戦争はもうひとつのアヘン戦争でした。
9年ぶりにすさみ町産のオオウナギさんがやってきた〜
— エビとカニの水族館 (@ebikaniaquarium) January 27, 2020
川?池?…なんと水族館近くの海岸のほぼ水のない水たまりで死にかけていたとか…
こんな寒い時期に海岸で何してたんだ〜
発見した町民の方がいったん家に持ち帰り、大事に一晩置いて連絡をくれました〜
大切に育ててみようと思います pic.twitter.com/y30OHH6lWD
和歌山県すさみ町にあるエビとカニの水族館にオオウナギがやってきました!
日本に生息するウナギ科の魚のなかで最大種がオオウナギ。体長2m、体重20kgを超える個体も見つかります。
Momotarou2012 – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
江戸時代の紀伊国の地誌『紀伊続風土記』には古座川に生息するオオウナギについての記述があります。
胴回りは 7、8寸から尺回りのものが多い。最大のものに至っては2尺5、6寸回り。2尺5、6寸のものは体長は1丈ばかりであるという。最大のものは油が強くて食べることができず、またこれを炙ると油が多いので肉がみな融け、油となって流れるという。
三前郷:現・和歌山県東牟婁郡串本町/古座川町:『紀伊続風土記』現代語訳
1丈は約3m。古座川のオオウナギは最大のもので胴回り75~78cm、体長3mほどだと記されています。
最近だと古座川では2009年に体長1m、体重4kg、胴回り30cmの個体が捕獲された記録があります。
こちらの本はオオウナギについてではなく、ニホンウナギについての本。
絶滅の危機にあるニホンウナギを守るにはどうすればいいのか、ウナギがいる川とはどんな川なのか。
著者は和歌山県白浜町在住のネイチャー・フォトグラファー、内山りゅうさん。
監修は和歌山県立自然博物館学芸員の揖善継さん。専門は魚類生態学。