カメラホリックVol.2、いただきました!

『Cameraholics(カメラホリック) Vol.2』(ホビージャパンMOOK 968)

写真家・森谷修さんから本をいただきました。

森谷修さんが熊野で撮影された「discover KUMANO」と題した作品群のうち7点が掲載されています。54−61頁。

Osamu Moriya 写真家
銀塩モノクローム作品に定評があり「暗室の鬼」の異名を持つ。近年は自身がテーマとする「祈りの原風景」をプラチナプリントや4K動画などで表現。新境地へ挑んでいる。主宰する写真ワークショップは12年目に突入。

『Cameraholics(カメラホリック) Vol.2』(ホビージャパンMOOK 968)、54頁

熊野は滝や岩など神話の時代から残る聖なる場所が多く現存している。山中深く分け入る私も、いつしか古代人同様に大いなる自然に圧倒され、時に恐怖し、畏怖・畏敬といった心のありようへ向かう。荒さぬように、不敬にならないように、手を合わせ、感謝し、静かに静かに。漂う気配を変えないことに全神経を集中させる。

『Cameraholics(カメラホリック) Vol.2』(ホビージャパンMOOK 968)、59頁

森谷さんは「祈りの原風景」が熊野にあると感じて熊野をめぐられているのだと思います。嬉しいことです。

森谷さんのご著書。

森谷さんの写真集。

正月に餅をつかなかった里

餅つかぬ里

熊野のとある集落の正月に餅をつかなかったしきたりがテレビで紹介されたらしいです。昨日12/25放送の「世界の何だコレ!?ミステリー&林修のニッポンドリル合体4時間SP」かな?

室町時代、熊野落ちされた大塔宮護良親王をそれと気づかず、餅を求められても差しあげなかったことを悔やみ、その非礼を詫びるために以後、いっさい正月に餅をつかないことにした里。現・和歌山県田辺市鮎川の小川(こがわ)地区。

小川の他にも和歌山県内には那智勝浦町の二河、湯川、橋の川、色川、印南町の切目川上流域などで正月に餅をつかない風習がありました。

熊野本宮大社宮司による来年の一文字は、咲!

12月23日、熊野本宮大社で年末恒例の宮司による来年への願いを込めた一文字の大筆書きが行われました。

咲

宮司が書いた来年の一文字は、咲!

咲という漢字は、巫女が両手を上げて舞う様子を神々が見てほほ笑んでいる姿が成り立ちとされます。この字の本来の意味は「笑う」ですが、日本では「咲く(花が開く)」という意味でも用います。

笑い、花開く年にしたいものです。