紀伊山地のカモシカ、10年足らずの間に生息数が1/3以下に減少

山でたまにカモシカに遭遇します。

紀伊山地のカモシカは環境省レッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」にリストアップされています。

他の地域と同様に紀伊山地でもニホンジカの生息数増加に伴い、ニホンカモシカの生息数が減少しています。

『環境省レッドリスト2020 補遺資料』によると、紀伊山地のカモシカは「2008 – 2009年度における生息数は2,500頭、2016 – 2017年度における生息数は784頭と推定されている」とのこと(ニホンカモシカ – Wikipedia)。

10年足らずの間に1/3以下までに減少したと推定されています。ニホンジカによる森林植生破壊の影響をまともに受けているのだと思います。

ニホンジカをこのまま放置していれば、日本の森林生態系は取り返しのつかないほどに破壊されてしまうことでしょう。

国は国土の中で急速に進んでいる生態系の破壊をこのまま放置するのでしょうか。